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宮崎県で初めてのゴルフに選んだのは、フェニックス・シーガイア・リゾートにある「トム・ワトソンゴルフコース」。世界で唯一、トム・ワトソンの名を冠したリゾートコースです。
この記事では、実際にプレーした私が、プレー料金や天然芝から打てる練習場、鉄板で出てくるレストランのランチまで、気になるポイントを本音でレビューします。
左右の松林に何度も吸い込まれたラウンドレポートも、あわせてどうぞ。
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アクセス・クラブ(送迎)バス
トム・ワトソンゴルフコースへのアクセス
宮崎まで来たからには、移動でバタバタしたくない。正直、遠征ゴルフで一番疲れるのはスコアより移動だったりします。
ということで、今回はトム・ワトソンゴルフコースへの行き方をまとめておきます。結論から言うと、拍子抜けするくらいアクセスは良かったです。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コース名 | トム・ワトソンゴルフコース |
| 住所 | 〒880-8545 宮崎県宮崎市山崎町浜山 |
| 電話番号 | 0985-21-1301 |
| 車 | 宮崎自動車道「宮崎IC」から15km以内 |
| 電車+タクシー | JR日豊本線「宮崎駅」からタクシー約10分〜20分(約3,000円) |
| 空港から | 宮崎空港からタクシー約26分(約5,000円) |
| 送迎 | クラブバスなし |
空の玄関口は「宮崎ブーゲンビリア空港」

県外から来る人は、まずここに降り立つはず。宮崎空港の愛称が「宮崎ブーゲンビリア空港」なんですが、この名前からしてもう南国です。
石碑のピンクの花と周りのヤシっぽい植物を見た瞬間、「あ、ゴルフしに来たんだな」とテンションが勝手に上がりました。空はどんよりしてましたけど、気持ちだけは快晴です。
空港からコースまではタクシーで約26分。飛行機を降りて30分後にはクラブハウスに着ける距離感は、遠征組にはかなりありがたいです。
タクシーでのアクセス
公共交通機関で来る場合は、タクシーが一番シンプルです。
| 出発地 | 所要時間 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| JR宮崎駅 | 約10分〜20分 | 約3,000円 |
| 宮崎空港 | 約26分 | 約5,000円 |
空港から5,000円は、一人だとちょっと痛い。でも2〜4人で割り勘すれば一気に現実的な金額になります。仲間と行くならタクシー一択ですね。
車でのアクセス
レンタカーやマイカーなら、宮崎自動車道「宮崎IC」から15km以内。高速を降りてから迷うような道でもないので、運転が得意じゃない私でも安心でした。
到着!

石造りの看板に「TOM WATSON Golf Course」の文字。ヤシの木と相まって、なんだか海外のリゾートコースに来たような気分になります。
ここに来るまでの移動がスムーズだった分、スタート前から気持ちに余裕を持てました。
シーガイアに泊まるなら移動はほぼゼロ
トム・ワトソンゴルフコースは「フェニックス・シーガイア・リゾート」の中にあるコースです。なので、シーガイアのホテルに泊まる人はかなりラク。
ホテルからは車でも、無料の園内シャトルバスでも約5分。前の晩にゆっくり休んで、朝はバスに乗るだけ。遠征ゴルフでこの手軽さは反則級です。
プレー後は無料シャトルカーでホテルへ
さらにありがたいのが、ゴルフの帰りに使える無料シャトルカー。プレーが終わってクタクタの体で、ホテルまで送ってもらえます。
| 行き先 | 所要時間 |
|---|---|
| フェニックス・シーガイア・オーシャン・タワー | 約4分 |
| シーガイア・フォレストコンドミニアム&コテージ | 約7分 |
運行時間は15:30〜18:30で、定員は8名。申し込みはゴルフ場で直接行います。ゴルフバッグの運搬はしていないので、必要な場合はゴルフ場スタッフに相談しましょう。

エントランス・駐車場・EV充電器
エントランスと駐車場
コースに着いて最初に「お、いいな」と思えるかどうかって、意外とその日のテンションを左右しますよね。
トム・ワトソンゴルフコースは、そこでしっかり心をつかんできました。
ヤシの木が並ぶ南国エントランス

入口の看板を過ぎると、ヤシの木がずらっと並んだ先にクラブハウスが見えてきます。この景色、完全にリゾートです。
この日は空がどんより気味だったんですが、それでもヤシ並木のおかげで「宮崎に来たぞ」という気分はしっかり味わえました。晴れていたら、たぶん写真を撮りまくって受付に遅れていたと思います。
クラブハウスは横に長く、どっしりと落ち着いた雰囲気。公式サイトによると、内装は工業デザイナー奥山清行さん率いるKEN OKUYAMA DESIGNが監修しているそうです。外観はシックで、中に入ると天井が高く開放的。このギャップもなかなか良かったです。
玄関でお出迎え、バッグもおまかせ
車を玄関前に横付けすると、スタッフさんがお迎えしてくれます。
重たいキャディバッグを自分で運ばなくていいのは、やっぱりうれしい。遠征ゴルフで荷物が多いときほど、このありがたみが身にしみます。
駐車場はクラブハウスのすぐそば

バッグを降ろしたら、そのまま駐車場へ。ここがクラブハウスから本当に近いんです。
「駐車場から歩くだけで一汗かく」みたいなゴルフ場もありますが、ここはそんな心配なし。停めてすぐ歩いて戻れる距離なので、朝のバタバタも最小限で済みます。
公式サイトによると、駐車場は195台分あって無料。区画も広めで、運転が得意じゃない私でもストレスなく停められました。
ヤシの木の向こうにはシーガイアのホテルがちらっと見えて、「あ、ここリゾートの中なんだ」と改めて実感します。
EV充電器はオーシャン・タワーを利用
電気自動車で来る人は要注意。ゴルフ場の駐車場にはEV充電器がありません。
充電したい場合は、シーガイアのホテル「フェニックス・シーガイア・オーシャン・タワー」にある充電器を使うことになります。レンタカーでEVを借りる人は、ここだけは事前に頭に入れておいてください。プレー中に充電しておく作戦は使えないので、ちょっと残念ポイントでした。
全世界17000コース対応のGPSナビと高精度スイング分析で、ラウンドが変わる。最大21日駆動のロングバッテリーとHONMAコラボの高級感も両立した、本気のゴルファーに選んでほしい唯一無二の1本です。 |
自動精算機・受付・ショップ
トム・ワトソンゴルフコース クラブハウス
いよいよクラブハウスへ。
ここで改めて「自分は今、とんでもない名前のコースに来てしまったんだな」と実感することになります。
世界で唯一、トム・ワトソンの名を冠するコース
トム・ワトソンゴルフコースは、1993年7月30日に開場した宮崎・シーガイアのリゾートゴルフ場です。
トム・ワトソン本人が設計・監修していて、公式サイトでも「世界で唯一トム・ワトソンの名を冠したコース」とうたわれています。
トム・ワトソンといえば、米国PGAツアー通算39勝、そのうちメジャー8勝という、とんでもない実績を持つレジェンド。
そんな人の名前がついたコースを、私のスイングで回っていいんだろうか。受付の前に立った時点で、すでに少し申し訳ない気持ちになっていました。
受付カウンターでエントリーシートを記入

受付はカウンターでエントリーシートを記入するスタイルです。特に変わった手順はないので、初めてでも迷うことはありません。
カウンターの奥には、スイングするトム・ワトソンの大きな肖像画と、本人のサインが飾られています。
エントリーシートを書きながら、ふと顔を上げると目が合う(気がする)。「今日はちゃんと練習してきたのか?」と問われているようで、思わず目をそらしました。
受付には「ホシゾラ★ゴルフ」の案内も出ていて、ナイターゴルフをやっているコースならではの雰囲気も感じられます。
精算は自動精算機でスムーズ

プレー後の精算は自動精算機でできます。スコアホルダーを当てて、支払いを済ませるだけ。
疲れ切った体で受付に並ぶ必要がないのは、地味だけど本当にうれしいポイントです。精算機の間にはカードホルダーの回収箱が置いてあるので、精算が終わったらそこに戻しておきましょう。
精算機にはチタン製クレジットカードは使えない旨の案内も貼ってありました。該当するカードを持っている人は、念のため別の支払い方法を用意しておくと安心です。
受付前のショップは見ているだけで楽しい

受付の前にはゴルフショップがあります。ウェアや小物、キャディバッグまでしっかり揃っていて、品ぞろえはかなり充実。
吹き抜けの開放的な空間で、ショップの横には2階のレストランへ続く階段があります。
アウトレットの「有賀園GOLFテラス」も

さらにクラブハウス内には、アウトレットゴルフショップ「有賀園GOLFテラス」まであります。
ゴルフ場でアウトレット。これはもう、財布のひもを緩めにきているとしか思えません。プレー前に見てしまうと集中力が削がれるので、私は「帰りにゆっくり見よう」と心に決めて素通りしました。
クラブハウス全体の雰囲気

クラブハウスは天井が高く、明るくて落ち着いた雰囲気。ショップと受付がゆったりとした空間にまとまっているので、動線もわかりやすいです。
派手すぎず、でもちゃんとリゾートらしさがある。肩ひじ張らずに過ごせるクラブハウスだと感じました。
プレーフィ料金と予約(土日祝)
トム・ワトソンゴルフコースのプレー料金
ゴルフ場選びで一番気になるのが、やっぱりお財布事情ですよね。リゾートコースと聞くと「お高いんでしょう?」と身構えてしまうのは私だけじゃないはず。
今回の料金はこんな感じでした。
今回のプレーフィ(2026年10月・土日祝)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 南九州優待 | 14,690円 |
| 宮崎県ゴルフ協会振興費 | 30円 |
| ゴルフ利用税 | 1,080円 |
| 合計 | 15,800円 |
| 内容 | セルフ・1,650円分の食事券付き・カート乗入れ代込み |
しかもこの料金、1,650円分の食事券とカート乗入れ代まで込みです。セルフプレーなので自分で頑張るしかありませんが、フェアウェイまでカートで行けるのは体力的にかなり助かります。
食事代を引いて考えると、プレー代そのものは実質14,000円ちょっと。リゾートコースの土日でこれなら、文句を言ったらバチが当たります。
熊本の同伴者さんに感謝
実は今回、熊本県在住の同伴者さんが予約をしてくれたおかげで「南九州優待」の料金でプレーできました。
シーガイアのリゾートコースを、しかも土日祝に、この金額で回れたのは正直ありがたすぎます。予約画面を見たわけでもない私は、当日ただ「ありがとうございます」と頭を下げるだけの係でした。持つべきものは南九州在住のゴルフ仲間です。
優待が使えない人は予約サイトのプランをチェック
県外から来る人は、残念ながらこの優待は使えないと思います。その場合は、公式サイトのビジター予約や各ゴルフ予約サイトのプランを見比べるのがおすすめです。
時期や時間帯によっては、早朝や午後のスループレーなど、お得なプランが出ていることもあります。シーガイアに泊まるなら、宿泊者向けの優待料金もチェックしておくと良さそうです。
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ロッカールーム・トイレ・洗面所
ロッカー・トイレ
受付を済ませたら、まずはロッカーで着替え。
ここはクラブハウスの中でも「ゴルフ場の実力」が出やすい場所だと勝手に思っています。結論から言うと、落ち着いた雰囲気で快適に使えました。
廊下は静かで落ち着いた雰囲気



ロッカールームへ続く廊下は、明るすぎず暗すぎず、ちょうどいい落ち着き具合。番号ごとにロッカーエリアが分かれているので、自分のロッカーもすぐ見つかりました。
廊下の奥には自動販売機もあります。スタート前に飲み物を買い忘れた私のようなうっかりさんには、ありがたい存在です。
木目調のロッカーは広くて使いやすい
ロッカーは木目調で統一されていて、全体的にやわらかい雰囲気。中央にはベンチがあるので、座ってゆっくり靴を履き替えられます。
扉には暗証番号を入力するタイプのパネルが付いていて、鍵をなくす心配がないのもうれしいポイントです。
扉を開けてみると、中は縦長でゆったりサイズ。ハンガーが用意されていて、上には棚、扉の裏には鏡とタオル掛けまで付いています。
下にはスリッパとシューズ用のトレーも。帽子をかぶる前に鏡で寝ぐせチェックができるのは、地味だけど助かりました。まあ、帽子をかぶれば全部隠れるんですけどね。
トイレは清潔でウォシュレット完備


トイレはウッド調の床で、全体的に明るく清潔な印象。個室の数もしっかりあるので、朝の混雑時でもそれほど待たずに済みそうです。
個室はウォシュレット付きで、便座クリーナーも設置されています。ゴルフ場のトイレでここがしっかりしていると、それだけでちょっと信頼度が上がります。
洗面所はタオルと歯ブラシまで用意

洗面所は大理石のカウンターに大きな鏡がずらりと並んでいて、ちょっとホテルっぽい雰囲気です。
タオルがたっぷり用意されているので、手を洗ったあとに自分のタオルを探す必要なし。さらに歯ブラシまで置いてあって、ランチのあとに歯みがきできるのは本当にありがたいです。
アルコール消毒液も置かれていて、衛生面の気配りも感じました。
華美ではないけれど、必要なものがきちんとそろっている。そんな安心感のあるロッカー・トイレでした。
練習場の料金(天然芝・アプローチ・バンカー)
トム・ワトソンゴルフコースの練習場
ラウンド前の練習は、私にとって「今日のスイングがどれだけダメか」を確認する大事な儀式です。
トム・ワトソンゴルフコースの練習場は、クラブハウスのすぐ横ではなく、少し離れた「フェニックスゴルフアカデミー」にあります。
練習場まではカートで約7分

練習場まではカートで移動します。所要時間は約7分。
距離自体はそこまで遠くないはずなんですが、カートの速度がかなりゆっくりなので、体感ではもっと長く感じました。
特にフェニックスゴルフアカデミーに向かう道は「本当にこっちで合ってる?」と途中で少し不安になるくらい長く感じます。周りは松林ばかりで景色が変わらないので、余計にそう感じるのかもしれません。
スタート時間ギリギリに行くと焦ることになるので、練習したい人は時間に余裕を持って移動するのがおすすめです。

到着!フェニックスゴルフアカデミー

ようやく到着したのが、フェニックスゴルフアカデミー。和風の屋根の建物が並んでいて、ゴルフ場の練習場というより、ちょっとした施設に来たような雰囲気です。
公式サイトでは、世界レベルのメソッドと国内最高峰の環境をうたうゴルフアカデミーとして紹介されています。そんな場所で私の素振りを披露していいのかどうかは、深く考えないことにしました。
天然芝から打てるのがうれしい


練習場の一番の魅力は、なんといっても天然芝から打てること。
普段はマットの練習場ばかりなので、芝の上からボールを打てるだけでちょっと上手くなった気分になれます。実際に上手くなるかは別の話です。

広々とした練習場の両サイドは松林とネットに囲まれていて、奥にはヤーデージの目安になる黄色い旗も立っています。遠くにはオーシャン・タワーも見えて、リゾートの中で練習している感がしっかり味わえました。
ボールは36球450円から

練習ボールはレンジボールで、36球450円と50球700円の2種類から選べます。
私は36球を選びました。ラウンド前の調整にはちょうどいい量です。むしろ私の場合、36球もあると後半は迷いが増えてスイングが崩れていくので、20球くらいで止めるべきだったのかもしれません。
天然芝から打ててこの値段なら、十分満足です。
パッティンググリーンもあり

アカデミーの建物の前には、パッティンググリーンもあります。ショットの練習が終わったら、グリーンの転がりもここで確認できます。
アプローチ・バンカー練習場はなし
残念ながら、アプローチとバンカーの練習場はありません。
グリーン周りの感覚をつかんでからラウンドしたい人には、少し物足りないかもしれません。ここはぶっつけ本番で挑むしかなさそうです。
カート・GPSナビゲーション・リモコン付き?
カート
ゴルフ場の満足度を地味に左右するのが、カートとナビ。
トム・ワトソンゴルフコースのカートは、ナビが新しくて見やすい一方で、ちょっと注意しておきたいポイントもありました。
カート置き場はクラブハウスの下

カートはクラブハウスの下にずらりと並んでいます。スタート時間が近づくと、ここで同伴者さんとカートに乗り込んで出発です。
2人乗りカートでフェアウェイ乗り入れOK
カートは2人乗り。4人で回る場合は2台に分かれて乗ることになります。
2人乗りなので、自分のボールの近くまでサッと移動できるのが便利でした。
そして何より、フェアウェイへの乗り入れができます。しかも今回はプレー料金に乗り入れ代が含まれていたので、追加料金の心配もなし。
セルフプレーで重たいクラブを何本も持って歩き回らなくていいのは、体力に自信のない私にとって本当にありがたかったです。
ナビ画面には、そのホールがフェアウェイ走行できるかどうかが表示されるので、乗り入れていいのか迷うこともありませんでした。
ナビは大画面で見やすい

カートにはテクノクラフト社のGPSナビが付いています。
公式サイトによると、2026年9月にすべてのカートのナビが最新の11.5インチ大画面タブレットナビ「Marshal-Ai」に刷新されたそうです。
実際に使ってみると、縦長の大きな画面でホールのレイアウトがひと目でわかります。OBまでの距離やティーごとの距離も表示されるので、初めて回るコースでも安心感がありました。
公式サイトでは、グリーンの傾斜表示やリーダーズボード機能、スコアをQRコードでスマホに取り込める機能なども紹介されています。
ただ、どれだけナビが優秀でも、私のボールがその通りに飛ぶかは別問題です。ナビが「ここに打て」と教えてくれても、ボールは林へ向かう。テクノロジーの進化に、私のスイングはまったく追いついていませんでした。
リモコンはなし
ひとつ注意したいのが、カートのリモコンがないこと。
リモコン付きのカートに慣れていると、ボールのところまで歩いて、またカートまで戻って、運転して次の場所へ、という動きが少し面倒に感じるかもしれません。
ただ、フェアウェイ乗り入れができるので、その分は自分で運転してボールの近くまで行けばOK。2人乗りでコンパクトなので、運転も難しくありませんでした。
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コースの特徴・グリーンスピード
トム・ワトソンゴルフコース
いよいよコースの話です。
トム・ワトソンゴルフコースは、日向灘に面した黒松林を切り拓いて造られたシーサイドコース。フラットで開放感がありつつ、松林がしっかり行く手を阻んでくる、なかなか油断できないコースでした。
18ホール・ワングリーンのフラットなコース
コースは18ホールで、2013年4月の大規模改修で全ホールがワングリーンになりました。
レギュラーティ(白)からは6,380ヤード。アップダウンはほとんどなく、歩くのも見渡すのもラクなフラットなレイアウトです。
公式サイトのコースコンセプトによると、このコースは「1つのバンカーを造るより1本の松を残す」という考え方で造られているそうです。
つまり、ハザードは人工的なものより、もともとそこにある松林そのもの。実際に回ってみると、この言葉の意味が痛いほどわかります。ちょっと曲げると、そこには必ず松が待っています。
改修ではプロゴルファーの渡辺司さんがコースアドバイザーを務め、初心者や女性でもスコアをまとめやすいように「エンジョイティー」も設けられています。上級者は戦略性を楽しみ、初心者は気軽に楽しめる。そんなバランスを目指したコースです。
コースインフォメーション

スタート前には、コースインフォメーションのボードが置いてあります。この日の数字はこんな感じでした。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| グリーン刈高 | 5.0mm |
| フェアウェイ刈高 | 16mm |
| ラフ刈高 | 30mm |
| グリーンの速さ(平均) | 8.0フィート |
| コンパクション(平均) | 21 |
| カート乗り入れ | 可 |
グリーンは表示よりちょっと速く感じた
グリーンの速さは表示上8.0フィート。でも実際に転がしてみると、体感では9フィートくらいありました。
「8フィートなら大丈夫でしょ」と油断して強めに打ったら、カップをするりと通り過ぎていく。最初の数ホールはこのギャップに苦しみました。
一方で、コンパクションは21で、グリーンはボールが止まりやすい印象です。アイアンでしっかり打てば、グリーンでちゃんと止まってくれます。
ただその分、ディボット跡(ボールマーク)がつきやすいので、自分のボールマークはしっかり直しておきましょう。

松林内へのカート進入は禁止
コースインフォメーションの横には、ゴルフカートの利用規則も掲示されています。
運転は運転免許を持っている人に限られ、飲酒した人は運転できません。事故でカートを壊してしまった場合は、修理代として5万円がかかるそうです。
そして大事なのが、松林の中へのカート進入は禁止ということ。フェアウェイ乗り入れはできても、松林の中までカートで追いかけるのはNGです。
私のように松林と仲良くなりがちな人は、クラブを何本か持って歩いて行く覚悟をしておきましょう。
マスター室

スタート前にはスタート室の窓口もあります。窓口には使用済みボールの回収ボックスが置いてあり、ゴミ箱も分別して並んでいました。
ナイター照明はウミガメにも配慮
このコースはナイターゴルフ「ホシゾラ★ゴルフ」もやっていて、コース内には照明が設置されています。
その照明の高さは、松林を越えない10mに設定されているそうです。理由は、海側に光が漏れることで、ウミガメや船に影響を与えないようにするため。
ゴルフ場の照明ひとつにも、海辺のコースならではの気配りがある。こういう話を知ると、ちょっとコースを見る目が変わります。
次は夜の松林の中で回ってみたい。ボールが見つからなくなりそうなのが心配ですけど。
OUTコース
INコース
コース売店・自動販売機
売店
ラウンド中のちょっとした楽しみといえば、茶店での一服。
ところがトム・ワトソンゴルフコースのコース内売店は、スタッフさんのいない無人スタイルでした。
松林の中にぽつんと建つ休憩所


コース内の休憩所は、松林の中にぽつんと建っています。軒下には自動販売機が並んでいて、手洗い場やゴミ箱も設置されていました。
売店というより「自販機コーナー付きの休憩所」といった雰囲気です。
支払いは現金かスコアホルダーで


自動販売機の支払いは、現金のほかにスコアホルダーをかざして購入することもできます。
スコアホルダーで買った分は最後の精算でまとめて支払う仕組みなので、ポケットに小銭を入れておかなくても大丈夫。
宮崎らしい「サンA」の自販機も
個人的にうれしかったのが、宮崎県農協果汁の「サンA」の自販機があったこと。
日向夏を使ったドリンクなど、宮崎ならではのラインナップが並んでいて、ちょっとした旅気分が味わえます。せっかく宮崎まで来たなら、ここはご当地ドリンクを選びたいところです。
リゾートコースで無人売店は珍しい
正直、リゾートコースなのでスタッフさんのいる茶店を想像していました。無人の自販機スタイルなのは、ちょっと意外でしたし、珍しいと思います。
軽食やおつまみを買える売店ではないので、ハーフの途中で小腹がすきやすい人は、クラブハウスで何か用意しておくと安心です。
逆に、サッと飲み物を買ってすぐ次のホールへ向かえるので、プレーのリズムを崩したくない人にはむしろ合っているかもしれません。
定価に近い金額で販売されていました
コスパとコンパクトに驚き! さらに軽くスイングの邪魔にならなく、測定距離も1000メートル これなら初心者さん・プレゼント・コンペ景品に喜ばれます |
レストラン・おすすめ料理・名物料理
トム・ワトソンゴルフコースのレストラン
前半を終えて、お待ちかねのランチタイム。
クラブハウス2階のレストラン「PARK AVENUE KITCHEN(パーク・アベニュー・キッチン)」でお昼をいただきました。
松林を眺めながら食事ができる開放的な空間

レストランに入ってまず目に入るのが、大きな窓の向こうに広がる松林。天井ではシーリングファンがゆっくり回っていて、壁には観葉植物。
この雰囲気、ゴルフ場のレストランというより、南国のリゾートホテルのカフェみたいです。前半の松林との格闘で疲れた心が、ここで少し癒されました。
席の間隔もゆったりしていて、混んでいても窮屈な感じはありません。
メニューは宮崎の食材を使ったものも







公式サイトによると、宮崎の食材を使った名物料理をレギュラーメニューにしていて、季節ごとのオリジナルメニューも用意されているそうです。
メニューを見ると、宮崎名物のチキン南蛮や、宮崎県産のブランド豚「観音池ポーク」を使ったロースカツや生姜焼き丼など、ご当地感のあるラインナップが並んでいました。
今回のプレー料金には1,650円分のランチ券が付いていたので、メニューにはランチ券での差額も書かれていて、とてもわかりやすかったです。
スタミナもつ焼きラーメンをいただきました

悩んだ末に選んだのは、スタミナもつ焼きラーメン(2,300円、ランチ券利用で追加650円)。
後半に向けてスタミナをつけたいという気持ちと、名前のインパクトに負けました。
運ばれてきたのは、なんと鉄板の上でジュージュー音を立てる焼きラーメン。もやし、ニラ、きくらげ、かまぼこ、もつがたっぷり入っていて、上にはガーリックチップがのっています。
鉄板で出てくると、それだけで美味しさが倍増します。熱々の麺をすすりながら、前半のボギーラッシュを一瞬だけ忘れることができました。
温泉卵と2種類の薬味も付いていて、途中で味を変えながら最後まで飽きずに食べられます。
量もしっかりあって、お腹も心も満たされました。
ただ、後半の10番でいきなりトリプルボギーを叩いたのは、スタミナがつきすぎたせいということにしておきます。
気になる 会員権・金額・年会費は?
会員権情報
何度も通いたくなったら、気になるのが会員権。
トム・ワトソンゴルフコースの会員権について、2026年10月時点の情報をまとめておきます。
会員権の基本情報・相場(2026年10月現在)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会員種別 | 正会員 |
| 相場の目安 | 約91万円前後(買気配 約80万円) |
| 年会費 | 22,000円(税込) |
| 名義書換料 | 33万円 |
| 入会審査期間 | 約1〜2週間 |
| 会員数 | 正会員 300〜500名程度 |
| 経営会社 | フェニックスリゾート株式会社(セガサミーグループ) |
| メンバーフィー | セルフ 4,100円 |
引用元:ゴルフホットライン、グランディカンパニー
入会にかかる費用の目安
会員権を買って入会する場合、会員権の価格だけでなく、名義書換料と業者への手数料もかかります。
ざっくり計算すると、会員権約91万円+名義書換料33万円+手数料で、合計130万円前後が目安になりそうです。
正直、「91万円なら手が届くかも」と思った私も、名義書換料を見て一度冷静になりました。
メンバーフィーはセルフ4,100円
会員になると、セルフプレーが4,100円で回れます。
今回の私のプレー料金(土日祝・南九州優待で15,800円)と比べると、1回あたり1万円以上お得になる計算です。
さらに、このコースは一人でも割増なしでプレーできるとの情報もあり、ナイターゴルフ「ホシゾラ★ゴルフ」もあります。仕事帰りにふらっと回れる距離に住んでいる人なら、かなり使い倒せる会員権だと思います。
会員権が向いている人・向いていない人
会員権が向いている人
■ 宮崎市周辺に住んでいて、月に何度もプレーする人
■ ナイターゴルフも楽しみたい人
■ 一人でも気軽にラウンドしたい人
会員権が向いていない人
■ 年に数回しか行けない遠方の人
■ 入会時の初期費用をできるだけ抑えたい人
私のように県外から年に1回来られるかどうか、という人は、優待プランや予約サイトのお得なプランを使う方が現実的です。
会員権の相場は時期によって変わるので、本気で検討する場合は、会員権業者に最新の情報を確認してみてください。
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結論とおすすめできる人
最後に
今回は、宮崎県で初めてのゴルフ。
シーガイアのリゾートの中にある、トム・ワトソンゴルフコースを回ってきました。最後に、実際にラウンドして感じたことをまとめておきます。
宮崎市内からのアクセスが抜群
今回は宮崎市内に前泊して、車でゴルフ場へ向かいました。所要時間は30分以内。
遠征ゴルフでこの近さは、本当にありがたいです。朝バタバタすることもなく、余裕を持ってスタートを迎えられました。宮崎空港からも近いので、交通の便の良さはこのコースの大きな魅力だと思います。
どのホールも同じように見える松林のコース
正直に言うと、回っていてどのホールも同じように見えました。
左右をずっと松林に囲まれているので、ホールごとの景色の変化はあまりありません。「あれ、ここさっきも通ったっけ?」と思う瞬間が何度かありました。
両サイドがOBになっているホールは少ないものの、林に入ると松の木の数がとにかく多くて、ほとんどの場合は横に出すだけになります。
さらにフェアウェイの中にも松が立っていて、ドライバーがいい当たりでも木の後ろについてしまうことも。見た目以上に難しいコースです。
ある意味、OBより過酷な松林
松林が密集しているのは、海風を遮るためか、隣のホールへの打ち込みを防ぐためか。
いずれにしても、林の奥まで入ってしまうと脱出するのは本当に大変です。OBなら打ち直せば済みますが、林の中では何打もかかることがある。ある意味、OBより過酷かもしれません。
ただ、林の中の地面はきれいに管理されているので、ボールは探しやすいです。これは本当に助かりました。
リゾート感は控えめ、でもナイターは魅力
シーガイアのリゾートコースというと、海を眺めながらのラウンドを想像する人も多いと思います。
でも実際は、木が多くて海はほとんど見えません。リゾート感はやや控えめで、純粋な林間コースという印象でした。
その一方で、ナイターゴルフがあるのはこのコースならではの魅力。暑い宮崎の夏は、夕方から夜にかけて涼しくラウンドできるのが良さそうです。
平坦で体力を温存できる
全体的に平坦な林間コースなので、アップダウンはほとんどありません。
山岳コースの高低差が苦手な人や、旅行中に体力を温存しながらラウンドしたい人にはぴったりです。ゴルフの翌日も観光を楽しみたい人には、うれしいポイントだと思います。
宿泊者はレンタルクラブ・シューズが無料
シーガイアに宿泊すると、レンタルクラブとシューズが無料で借りられます。
手ぶらで来られるので、飛行機でクラブを運ぶのが面倒な人や、旅行のついでにゴルフをしたい人にはかなりありがたいサービスです。
2人乗りカートはカップルや夫婦におすすめ
カートは2人乗りで、フェアウェイ乗り入れもできます。
夫婦や恋人同士でのラウンドなら、2人でのんびりカートに乗りながら回れるので、楽しいゴルフデートになりそうです。
また、当日は1人でラウンドしている方もいらっしゃいました。一人でも気軽に回れる雰囲気があるので、地元の方ならメンバーになって通い詰めるのもおすすめです。
女性ゴルファーにもおすすめです。
公式サイトによると、クラブハウスは女性がくつろげるように随所に配慮されていて、女性用パウダールームはアメニティも充実しているそうです。さらにコースには、ホールの距離をぐっと短くできる「エンジョイティー」もあるので、飛距離に自信のない女性や初心者でもパーやボギーを狙いやすくなっています。
こんな人におすすめ
トム・ワトソンゴルフコースがおすすめな人
■ 宮崎へのゴルフ旅行を考えている人
■ 高低差が苦手で、平坦なコースで回りたい人
■ 夫婦や恋人同士で2人でラウンドしたい人
■ 松林の中で戦略的なゴルフを楽しみたい上級者・アスリートタイプの人
■ 女性ゴルファー(アメニティが充実したパウダールームや、距離を短くできるエンジョイティーがある)
■ ナイターゴルフを楽しみたい人
■ 地元で一人でも気軽に回れるコースを探している人
あまり向いていない人
■ 海の見えるリゾート感たっぷりのコースを期待している人
■ ホールごとに変化のある景色を楽しみたい人
■ 曲げても大きなペナルティにならない、広いコースで回りたい人
まとめ
トム・ワトソンゴルフコースは、派手さはないけれど、松林と真剣に向き合える林間コースでした。
曲げたら松、まっすぐ打っても松。それでも、フェアウェイをキープしてグリーンを捉えた時の気持ちよさは格別です。
アクセスの良さ、平坦なレイアウト、2人乗りのカート、ナイターゴルフ。宮崎でゴルフ旅行をするなら、一度は回っておきたいコースだと思います。
私も次こそは、松林に振り回されずに、もう少しいいスコアで回りたい。そう思わせてくれる、また挑戦したくなるコースでした。
スコアカード・振り返り
スコア

この日のスコアは前半44、後半48のトータル92。
パーが3つ、バーディが1つ。その一方で、トリプルボギーが2つ。いいところと悪いところがはっきり出た、私らしいラウンドでした。
ラウンドデータ
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| スコア | 92(OUT 44 / IN 48) |
| パット数 | 37(OUT 17 / IN 20) |
| 平均パット数 | 2.06 |
| フェアウェイキープ率 | 57.14% |
| パーオン率 | 38.89% |
| 前半(OUT)の所要時間 | 2時間15分 |
| 後半(IN)の所要時間 | 2時間25分 |
ハーフの所要時間はどちらも2時間台前半で、待ち時間もそれほどなく、ストレスなく回ることができました。
松林が遠近法でどんどん狭く見える
このコースで一番感じたのが、左右の松林のプレッシャーです。
フェアウェイの両側にずらっと並ぶ松林が、遠近法で奥に行くほど狭く見えてきます。実際の幅以上に狭く感じるので、どのホールもグリーンに乗るまでまったく気が抜けませんでした。
しかも、ドライバーでいい当たりが出ても安心できないのがこのコース。
5番のように完璧な当たりでフェアウェイを突き抜けて林に入ったり、4番のようにフェアウェイにいるのに木の真後ろだったり。いいショットを打っても、いい結果がついてこないホールがいくつもありました。
林に入ってもボールは見つけやすい
左右の林はフェアウェイより少し低い位置にあるので、思った以上に奥までボールが転がっていることがあります。
ただ、林の中はきれいに管理されていて、下草も少ないので、ボールは見つけやすかったです。これは昼間の話。ナイターゴルフで林に入ったら、さすがに苦労しそうです。
バーディパットは全滅、でもチップインが1回
この日はバーディパットが3回ほどありましたが、残念ながら全部外してしまいました。
カップの縁で止まったり、わずかに切れたり。どれも「入った」と思った瞬間に裏切られます。
そのかわり、チップインバーディーが1回。パットは入らないのに、アプローチがカップに吸い込まれる。ゴルフって本当に不思議です。
毎回のことですが、狭く見えるティーイングエリアに立つと、体が固くなってスイングが速くなってしまいます。
「曲げたら松」というプレッシャーが、知らないうちに体にブレーキをかけているんだと思います。
本当は、このコースの景色をもっと楽しみながら、落ち着いてスイングできればいいんですけどね。
松林と向き合いながら、自分のペースでラウンドできるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。でも、だからこそ、また挑戦したくなるコースでした。
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